カワサキ

カワサキバイクのタンク塗装

完成画像です タンクの表面 タンクの裏側

カワサキのタンク、小さな凹みが3ヶ所と塗膜の劣化があります。
タンクの裏側はシルバーに塗装してありますがクリヤーは塗装されてない感じです。
長期では錆びは必然だと思います。まずは剥離です。

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裏側をもう一枚、フレームにマウントする部分です。ここも含めて
サンドブラスト処理です。

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エンブレムとニーグリップ、後付けのアクセサリーです。両方とも両面テープで接着です。
塗装後に大体で取り付けは出来ません。事前に位置決め寸法等測っておきます。
ニーグリップのプレスラインがどちらの部品にも基準になりそうです。

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下処理始める前に色決めします。4枚位に絞って一番近い色に決めていきます。
車の場合は隣のパネルと違和感ないように極力合わせて微調色しますので、
料金がかかりますが、バイクのタンクの場合は俗にいう全塗装ですから、
カードで指定もしくは調色ということでそのぶんお安くなります。
正直何百という赤のカードがありますのでほとんど違わないカードが必ずあります。
極細のコンパウンドで磨いてから調色していきます。

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表は凹み修理がありますので後で下地入れます。まずは裏の下地を作ってしまいます。
裏全体の錆、入り組んだ隙間の錆を処理します。

ブラスト処理後の錆の酷かったマウント部。

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脱脂してウオッシュプライマー塗布。
続けてセッティングタイムの後、ポリウレタンフィラーを塗布して下地完成。次は表です。


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タンク左右の画像です。微々たる凹みが3ヶ所です。何れもパテで成形です。
サイドのデカールと真ん中のストライプも剥がします。
真ん中の鉄板が出てる所がストライプの貼ってあったところです。
あとは特に上面のクリヤー劣化が激しいですが、全体的にクリヤーを剥がします。
それでフェザーエッジを取ってプライマーへ。

ウオッシュプライマー塗装 ポリウレタンフィラー塗装 ガイドコートをパラパラ 塗装面アップ

裏と同じ工程でウオッシュプライマーを。続いてポリウレタンフィラーを。

表面ガイドコートです。
薄くスプレーしてありますが、研ぎ残し防止のためのガイドコートです。
特にこういう丸まった形状の物、かっこが複雑な
バンパー類等はどこを研いで、どこが研ぐ所かわからなくなりやすいので必ず施工します。

ガイドコートのアップ画像です。画像ありませんがこの時点で裏は塗装終わってます。

フィラー研磨終了

ガイドコートのおかげで研ぎ過ぎて下が出る事もなく、研ぎ残しも無く処理終わりです。
当て板使い600番で研いで800番で全体を均してます。

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指定の色で上塗り完了です。1コートソリッドで固さも艶も満足して頂けると思います。
後はカワサキのエンブレム、ニーグリップ貼り付け完成です。

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ニーグリップラバーは取り付け問題無しですが、
カワサキのエンブレムは元々平らな所に貼りつければ問題ないのですがカーブしている
三次元の面には結構厳しく最初の位置より10mmほど後退して貼りつけてます。
エンブレムの際がなるべくタンクにフィットするように処理しました。

タンクレストア完成

左右エンブレム&ラバーを貼りつけて完成です。
なんかシンプルな中にノスタルジックな雰囲気がいいですね。
昭和30年、40年代のバイクは大体こんな感じだったと記憶してます。